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小児喘息

小児喘息

小児喘息は、呼吸をするときに気道が狭くなり、呼吸困難を引き起こす病気で、アレルギーが関与している場合が多いです。
環境要因としては以下のものがあげられます。

  • ダニやペット
  • ウイルス
  • タバコの煙
  • 大気汚染など

小児喘息は成長とともに軽減する場合もありますが、適切な治療が必要です。放置すると、成人喘息へ移行する可能性もあるため、早期の治療が重要です。

症状

喘息の主な症状には、呼吸時のヒューヒュー音(喘鳴)やゼーゼー音
があり、急性の発作時には早期の受診が必要です。

喘息発作が重症化すると、以下のような症状がみられます。

  • 呼吸困難
  • 唇・顔色の悪化
  • 呼吸の不規則さなど 

こうした症状に気づいた場合、早めに医療機関を受診することが求められます。

診断

喘息の診断は、

  • 問診や聴診
  • 血液検査
  • 呼吸器機能検査など

で行われ、アレルギーの有無も確認します。

治療

治療の目標は、日常生活で発作が起こらないように症状をコントロールすることです。
主な治療薬には以下のものがあります。

  • 発作を予防するための「コントローラー薬」(吸入ステロイドなど)
  • 発作時に使う「リリーバー薬」(気管支拡張薬)

これらの薬物療法は、正しい使い方をすることが重要です。吸入薬使用後のうがいや水分摂取によって副作用を予防する必要があります。

日常生活上の注意

①環境整備
喘息の治療には、アレルゲンを避ける環境整備も欠かせません。
以下の対策が推奨されます。

  • こまめな掃除によってダニを予防する
  • ペットとの接触を制限する
  • 外出時にはマスクを着用し、不要な外出を控える など

また、家族の喫煙が喘息症状を悪化させるため、喫煙者のいる家庭では特に注意が必要です。

②自己管理
日常生活では、喘息発作を防ぐための自己管理が大切です。
年齢に応じた指導を行い、

  • ピークフロー測定(吐いた息から呼吸状態を客観的に評価する)
  • 喘息日記の記録

を習慣化することが有効です。
運動も体力をつけるために重要ですが、運動前の吸入や十分なウォーミングアップを行うなど、発作予防を心掛けることが推奨されます。

③有事への備え
災害時には、薬をすぐに持ち出せるよう準備をしておくことが重要です。環境が変わることで喘息症状が悪化することもあるため、対策を講じておく必要があります。

喘息は適切な治療と管理を行うことで、発作を予防し、症状を軽減することができます。継続的な治療と自己管理を通じて、喘息をコントロールすることが大切です。

(こころみ医学『小児喘息の症状と治療法』
https://cocoromi-cl.jp/knowledge/pediatrics/all-season/asthma/

気管支喘息

幼少期の気管支喘息には3つタイプがあります。
 ①先天的に気道が細い、弱い場合
 ②喘鳴を起こしやすいウイルスに感染した場合
 ③気管支喘息

検査

乳児期にできる検査は特になく、アレルギー検査も参考にならないことが多いです。
そのため、患者さんの状態を数か月見ていく中で判断していきます。

症状

基本的な症状としては、

  • ゼーゼーを繰り返しやすい
  • 風邪を引く度にゼーゼーいう
  • 毎回気管支炎、肺炎になる

というものが多いです。

治療

治療には、症状が現れているか否かに応じて、以下の2種類があります。

  • ゼーゼーいっている時(発作時)の治療:気管支拡張薬
  • ゼーゼーいっていない時の治療:長期管理薬

患者さんの状態に応じてお話しさせていただいています。

【お気軽にご相談ください】

恵比寿こどもクリニックでは、小児科専門医・アレルギー専門医の保科しほ院長を中心に、『共育て』をモットーに診療を行っています。日々子育てに悩むご両親と同じ目線で、お子さんの病気や健康の問題に向き合うことはもちろん、ご両親の支援にも積極的に取り組んでいます。

より良い医療を追求するために、東京と神奈川を中心にコミュニティ・クリニックを展開している医療法人社団こころみから、運営サポートを受けています。

地域密着型のかかりつけ小児科クリニックとして、お子さんの成長を共に見守っていくことを目指しております。
お子さんの病気や健康のお悩みはもちろん、恵比寿の子育ての安心に貢献したいと思っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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