メニュー

突発性発疹症

突発性発疹は、6ヶ月から3歳のお子さんがかかりやすいウイルス性の疾患で、特に6~18ヶ月の乳幼児に多く見られます。原因となるウイルスはヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)と7型(HHV-7)で、発熱と解熱前後の発疹が特徴的です。季節に関係なく、どの時期でも発症する可能性があります。

症状

主な症状には、以下のようなものがあります。

  • 突然発熱する(38℃以上)
  • 発熱が3~4日持続する
  • のどが赤く腫れる
  • 軟便や下痢症状
  • 解熱前後に胸やお腹に発疹が出る
  • お子さんが不機嫌になる

まれに、熱性けいれんを引き起こすこともあります。
重篤な合併症として脳炎や脳症、劇症肝炎、血小板減少性紫斑病があり、注意が必要です。

感染経路

突発性発疹は経口感染により広がります。
具体的には、感染者の唾液中に含まれるウイルスが飛沫や接触を通じて子どもに感染します。

診断と検査

以下の症状に基づいて診断します。

  • 3~4日持続する発熱
  • 解熱後に現れる発疹

軽症の場合、特別な検査は不要ですが、重篤な合併症が疑われる場合には原因ウイルスの特定や、他の疾患の除外検査が行われます。

治療

基本的に対症療法が中心で、解熱剤や整腸剤を使用します。
また、水分補給が重要になります。

受診の目安

突発性発疹の多くは自然に回復しますが、次のような症状が見られた場合は早急に受診してください。

  • 意識がぼんやりしている
  • けいれん
  • 顔色が悪い
  • 水分や栄養の摂取ができない
  • 尿が全く出ない場合 など

特に意識がぼんやりしていたりけいれんが起きている場合には脳炎や脳症が疑われるため、緊急の対応が必要です。

保育園・幼稚園への登園

解熱後に発疹が出るころには感染力が低下しているため、体調や機嫌に問題がなければ登園は可能ですが、事前に施設に確認することが大切です。
自治体や施設によっては登園許可証が必要になることもあります。

突発性発疹は特別な治療を要することなく多くのお子さんが回復しますが、重篤な合併症には十分注意が必要です。家庭での水分補給や栄養摂取が重要で、異常が見られた場合には速やかに医療機関を受診しましょう。

【お気軽にご相談ください】

恵比寿こどもクリニックでは、小児科専門医・アレルギー専門医の保科しほ院長を中心に、『共育て』をモットーに診療を行っています。日々子育てに悩むご両親と同じ目線で、お子さんの病気や健康の問題に向き合うことはもちろん、ご両親の支援にも積極的に取り組んでいます。

より良い医療を追求するために、東京と神奈川を中心にコミュニティ・クリニックを展開している医療法人社団こころみから、運営サポートを受けています。

地域密着型のかかりつけ小児科クリニックとして、お子さんの成長を共に見守っていくことを目指しております。
お子さんの病気や健康のお悩みはもちろん、恵比寿の子育ての安心に貢献したいと思っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

Tel: 03-3442-2525
Web予約はこちらから

(こころみ医学『突発性発疹の症状や受診の目安』
https://cocoromi-cl.jp/knowledge/pediatrics/all-season/sudden-exanthema/

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME