いま恵比寿周辺で流行っている感染症(2026年9月)|インフルエンザが早くも増加、RS・コロナも増加傾向
2026年9月上旬(東京都感染症週報 第36週:8月31日〜9月6日)は、インフルエンザが例年より早く増え始め、RSウイルス感染症と新型コロナも増加傾向です。手足口病・ヘルパンギーナ・感染性胃腸炎は夏に続いて報告があります。恵比寿こどもクリニックの外来でも、発熱と咳のお子さんが増えています。
このページは、東京都感染症情報センターの週報をもとに毎月更新します。渋谷区・港区・目黒区の保健所ごとの数値も載せていますので、園や学校の流行状況と合わせてご覧ください。
出典:東京都感染症情報センター「東京都感染症週報 2026年第36週」(2026年9月10日発行)。定点当たり報告数=1医療機関あたりの1週間の患者数の平均。
今週の要点(東京都全体)
| 感染症 | 定点当たり報告数 | 傾向 |
|---|---|---|
| インフルエンザ | 5.46(渋谷区 6.86/目黒区 3.50/港区 2.33) | 先週より増加。9月としては早い立ち上がり |
| 新型コロナウイルス感染症 | 1.84(渋谷区 1.43/目黒区 0.63/港区 1.00) | 増加傾向 |
| RSウイルス感染症 | 1.20 | 増加傾向。乳児は要注意 |
| 感染性胃腸炎 | 4.33 | 通年で多い |
| 手足口病 | 1.10 | 夏の流行が続く |
| ヘルパンギーナ | 0.99 | 夏の流行が続く |
| A群溶連菌咽頭炎 | 0.86 | 秋から増えやすい |
| 突発性発疹 | 0.34 | 通年 |
| 咽頭結膜熱(プール熱) | 0.18 | 少ない |
| 水痘 | 0.13 | 少ない |
いま注意したい3つ
インフルエンザ:例年より早く増えています
急な高熱、関節痛、咳が典型です。発症から48時間以内なら抗インフルエンザ薬の効果が期待できます。学校・園は「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)」まで出席停止です。当院のインフルエンザ予防接種は10月1日開始予定で、今年は例年より早めの接種をおすすめします。2026年度 インフルエンザ予防接種(3区の助成早見表)
RSウイルス:生後6か月未満は呼吸の様子を見てください
鼻水から始まり、咳とゼーゼーが強くなります。乳児では哺乳量が減る、呼吸が速い、胸やお腹がペコペコへこむ、といった症状があれば早めに受診してください。RSウイルス感染症
感染性胃腸炎・手足口病・ヘルパンギーナ:園での流行が続いています
嘔吐・下痢は少量ずつの水分補給が基本です。嘔吐・下痢時の水分補給のポイント。手足口病・ヘルパンギーナは口の中が痛くて食べられないことがあり、冷たくて喉ごしのよいものを。子どもの三大夏風邪
受診のタイミング
- 発熱だけで機嫌がよく水分が取れていれば、翌診療日の受診で間に合うことが多いです → 発熱時の疑問Q&A
- 呼吸が苦しそう、水分が取れない、ぐったりしている、生後3か月未満の発熱は、時間を待たずに受診を → 夜間・休日の救急案内
- 当日の順番予約は朝7時からWEBで取れます。土日も診療しています → 土曜・日曜の診療体制
家庭でできる予防
- 手洗い(帰宅後・食事前・トイレ後)。アルコールが効きにくい胃腸炎ウイルスには石けんと流水が有効です
- タオルの共用を避ける。嘔吐物の処理は使い捨て手袋と塩素系漂白剤で
- インフルエンザ・新型コロナは、発熱した家族と寝室を分けられるなら分ける
- 予防接種の抜けがないか母子手帳で確認する
監修:恵比寿こどもクリニック 院長 保科しほ(日本小児科学会専門医・指導医)/最終更新 2026年9月12日(次回更新は10月上旬)
